節分です。さぁ~みなさん!大~きな声で~

節分

 

2月

 

“鬼は外、福は内”との掛け声が聞こえてきます。そう、節分ですね。字の通り「季節を分ける」のが節分で、実際には、春・夏・秋・冬と年4回あります。そのなかでも2月立春の前日の節分が、旧暦でいいますと、お正月とも近いことから、特におめでたがられました。その昔、宮中では、追儺(ついな)といって、大晦日に豆まきをし、悪鬼を追い払い新年を迎えました。これが民間に伝わり、現在の節分・豆まきとなりました。ここから、年齢の数だけ豆を食べることにより、新しい年齢をいただくということにつながってきます。

 

旧暦では、暦上の日付と実際の季節にずれが生じるため、正しい季節と知るための二十四節気(にじゅうしせっき)や五節供(ごせっく)の外に、一年の季節の移り変わりを、より的確につかむための雑節(ざつせつ)を設けていますが、節分はこれのひとつとなり、古くから我々の生活に溶け込んできました。そのなかでも、鰯の頭を焼き、ヒイラギの葉とともに玄関に飾るヤイカガシという行事が民間では見られます。(鰯の頭も信心って聞いたことありますヨネ)鰯の臭気とヒイラギのトゲで、悪鬼の侵入を防ぐという意味を持ちます。でも、悪鬼って実際には自身の心の中にいるんですよね。節分の豆とともに外に追い出すように、さあ、大きな声で、

 

“鬼は~そと!福は~うち!”

 

二十四節気(日付は頃)

立春 2/4- 立秋 8/7
雨水 2/19 処暑 8/23
啓蟄 3/6 白露 9/8
春分 3/21 秋分 9/23
清明 4/5 寒露 10/8
穀雨 4/20 霜降 10/23
立夏 5/5 立冬 11/7
小満 5/21 小雪 11/22
芒種 6/6 大雪 12/7
夏至 6/21 冬至 12/22
小暑 7/7 小寒 1/5
大暑 7/23 大寒 1/20

 

春 立春から
夏 立夏から
秋 立秋から
冬 立冬から

 

雑節(日付は頃)

節分 2/3
彼岸 3/20・9/23
社日 彼岸近くの戊日
八十八夜 5/2
入梅 6/11
半夏生 7/2
土用 立夏前18日間
二百十日 9/1
二百二十日 9/11

 

五節供

人日(じんじつ) 1/7
上巳(じょうし) 3/3
端午(たんご) 5/5
七夕(しちせき) 7/7
重陽(ちょうよう) 9/9
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